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生活安全情報

南海トラフ巨大地震へ備える

地震対策について

 和歌山県では、南海トラフで発生する地震として、「東海・東南海・南海3連動地震」「南海トラフ巨大地震」が想定されています。
 南海トラフ沿いの東海・東南海・南海では約90年から150年周期で繰り返し津波を伴う地震が起きています。3つの地震が同時に起こることを3連動地震といい、特に大きな被害が予想されています。
 南海トラフ巨大地震は東海・東南海・南海地震のさらに広域の震源域で地震が連動した場合の最大クラスの地震のことです。仮に発生すれば極めて甚大な被害が想定されています。
 大地震が発生した場合に被害を最小限に抑えるためには、住民一人ひとりが慌てず適切な行動をとることが大切です。そのためむやみに心配するのではなく、地震災害については正しい知識を持ち、適切な対策をたてることが大切です。

地震の震度階級

 気象庁の震度階級は、「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっています。
震度階級 人の体感・行動
震度0 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。
震度1 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。
震度2 屋内で静かにしている人の大半が揺れを感じる。眠っている人の中には目を覚ます人もいる。
震度3 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が目を覚ます。
震度4 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが揺れを感じる。眠っている人のほとんどが目を覚ます。
震度5弱 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
震度5強 大半の人が物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
震度6弱 立っていることが困難になる。
震度6強 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。
震度7 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。
出典:気象庁震度階級関連解説表

地震から身を守る心得

 地震が発生したらどのような行動をとればいいのか、それは被災リスクを最小限にすることが最も有効な災害対策です。 普段から地震発生時における身を守る心得を習熟し、冷静に行動できる準備をしておきましょう。
家庭でできる準備
家庭でのチェックリスト
□ 住宅の耐震診断、耐震補強をしている。
□ 普段からご近所と協力関係ができている。
□ 食料、飲料水(最低3日分)などを備蓄している。
□ 非常持ち出品をリュックなどに入れて、すぐに持ち出せるようにしている。
□ 危険なブロック塀等を改修している。
□ 家庭内に消火器などを準備している。
□ 避難経路を確保している。(2つ以上)
□ 家族内の連絡方法等を決めている。
□ 防災学習会・防災訓練に参加している。
□ 地震保険に加入している。

家具の転倒防止チェックリスト
□ 寝室等の出入口付近に家具を置いていない。
□ 寝室にある家具は、寝ている上に倒れてこないように配置している。
□ 家具は柱や壁などに金具等で固定している。
□ 冷蔵庫や電子レンジ、テレビなどを固定している。
□ 食器などの扉に、開き防止・飛び出し防止対策をしている。
□ 窓ガラス、ガラス製の扉には飛散防止フィルムを貼っている。

非常用品をチェックしましょう

非常持ち出し品
(リュックサックなどにひとまとめにして、すぐに持ち出せるようにしておきましょう)
 □ 現金  □ 非常食  □ 飲料水  □ 携帯ラジオ  □ 懐中電灯
 □ ヘルメット  □ 救急医薬品  □ 衣類  □ タオル  □ 軍手
 □ ティッシュペーパー  □ 雨具  □ ライター  □ ビニール袋
 □ 缶切り・栓抜き  □ 生理用品・紙おむつなど
非常備蓄品
(食料品・飲料水などは最低3日分を用意し、非常時でも取り出しやすい場所に保管しておきましょう)
 □ 食料品  □ 飲料水  □ 卓上こんろ  □ 毛布、寝袋  □ 洗面用具
 □ トイレットペーパー  □ ポリ容器、バケツ  □ キッチン用ラップ
 □ ビニールシート  □ 新聞紙  □ ろうそく  □ ロープ  □ バール
 □ 布製ガムテープ  □ スコップなど

災害時をイメージし、発生時には情報を入手しましょう

災害発生までに確認しておきましょう

ハザードマップ
災害が発生した際に、迅速に災害情報を収集し、有効な対策を取るには、普段からの情報収集が不可欠です。 あらかじめハザードマップ等を確認するとともに、危険区域、避難経路、避難場所を把握しておきましょう。
防災和歌山のホームページへ

緊急地震速報
(震度5以上を予想したときに、テレビ・ラジオなどで報知音とともに放送されます)  緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、 これらに基づいて各地での主要動の到達時間や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる地震動の予報・警報です。
詳細は気象庁のホームページへ

災害伝言ダイヤル
 災害時には安否を問い合わせる電話が殺到し、通話量が規制されてパンク状態となり、つながりにくい状態が続くことが予想されます。 家族や知り合いに安否を知らせたり、安否確認したいのはわかりますが、 電話はしばらく自粛し、NTT及び携帯電話各社が用意する災害用サービスを利用しましょう。

災害時伝言ダイヤル(NTT)  災害用伝言板(ドコモ携帯)
災害用伝言板(AU携帯)  災害用伝言板(ソフトバンク携帯)