◆ 平成24年(1月〜6月)における火災の概要


 平成24年11月21日に総務省消防庁から、平成24年(1月〜6月)における火災概要が発表されました。

 前年同期と比較すると、総出火件数及び火災による死者数がともに低く推移しています。

 一方、住宅火災による死者の占める高齢者の割合は67.5%と上昇傾向にあります。
 


@ 総出火件数は23,669件、前年同期より5,680件減少
  
総出火件数は23,669件で、前年同期より5,680件減少(−19.4%)しています。
 火災種別で見ますと、建物火災が1,295件減少、車両火災が336件減少、林野火災が967
 件減少、船舶火災が10件減少 、航空機火災が1件増加、その他火災が3,073件減少してい
 ます。

A 総死者数は1,033人、前年同期より103人の減少
  
火災による総死者数は1,033人で、前年同期より103人減少(−9.1%)しています。
 負傷者数は、3,604人で、前年同期より620人減少(−14.7%)しています。

B 住宅火災による死者は(放火自殺者を除く。)数は633人、前年同期より62人減少し
 ているものの、高齢者の占める割合は67.5%と上昇
  
住宅火災による総死者(放火自殺者を除く。)数は633人で、前年同期より62人減少
 (−8.9%)しています。このうち65歳以上の高齢者は427人で、前年同期より26人減少
 (−5.7%)していますが、住宅火災による死者(放火自殺者を除く。)数の67.5%を占め
 ています。

C 出火原因の第1位は「放火」、第2位は「たばこ」です。
  
総出火件数の23,669件を出火原因別にみると、「放火」2,693件(11.4%)、
 「たばこ」2,255件(9.5%)、「こんろ」2,022件(8.5%)、「放火の疑い」
 1,684件(7.1%)、「たき火」1,449件(6.1%)の順となっています。また、
 「放火」及び「放火の疑い」を合わせると4,377件(18.5%)となっています。


※ 全文は、消防庁ホームページを参照してください。(こちらから)